研修・キャリアパス

呼吸器内科の
専門研修プログラム

 初期研修を終えて3年目からは前期専攻医となり、本格的に内科の研修が始まります。現在の専門医プログラムは一階部分の内科専門医と、二階部分のsubspecialty研修を経て取得した各内科系専門医による二段階制を基本骨格としていますので、皆さんにもこの方針に沿って研修いただくことになります。
 一階部分については2015年以降卒業の医師を対象に新・内科専門医制度が始まりました。京都府下では本学附属病院を含めて16の基幹病院がそれぞれ独自の内科専門研修プログラムを作成しています。プログラムの内容は全て内科学会のホームページで公開されていますから、関心のある病院についてはまずプログラム内容を確認するようにしましょう。どのプログラムも1つの病院で完結することはなく、基幹病院および連携病院でそれぞれ1年以上の研修が必要です。各プログラムには連携先病院のリストが記載されていますので確認してください。ただ、プログラムを読んだだけでは詳細がわからないことも多いと思いますので、実際に病院見学に行ったり、医局説明会に参加することをおすすめします。また、京都府を含めて一部の医師過剰地域は内科専攻医の採用数に上限、いわゆるシーリングが設定されており、2020年度、2021年度の京都府の内科シーリングは80名でした(この上限設定は毎年検討が行われます)。さらに、採用枠には通常枠と連携枠があり、連携枠の場合は非シーリング地域で全研修期間の50%以上研修することになっています。各連携病院の特徴や強みもそれぞれ異なりますし、京都府からは地域貢献率の遵守も求められますので、研修先の病院をどうするかは皆さんとよく相談して決めたいと思います。当科に入局して来られた先生方のうち、本学プログラムを選択された先生方の研修先連携病院を最後に示しておきますので参考にしてください。
当科では主に研修医1年目の先生を対象として、毎年12月に最初の医局説明会を開催いたします。その後も2ヶ月に1回程度は説明会を開くようにしますので、日程の詳細は当科ホームページで確認ください。新型コロナウィルス感染症の現状を鑑みて、当面の間対面は難しく、リモートでの説明会になるかと思います。呼吸器診療に関心をお持ちの先生には是非ご参加いただきたいので、ご希望の先生がおられたら医局の代表アドレス(respir@koto.kpu-m.ac.jp)へメールでご連絡ください。もちろん、直接お電話(075-251-5513)いただいてもよいですし、医局のフェイスブックへ連絡でも構いません。個別の医局訪問はいつでも受け付けています。まずは、3年間しっかりと内科研修を行い、総合内科(generalist)の視点から、全人的、臓器横断的に診断・治療を行う基本的診療能力を身に着けてください。

呼吸器内科学教授 髙山浩一

2018年度に本学プログラムを選択した先生方の研修先連携病院

京都第二赤十字病院、宇治徳洲会病院、済生会滋賀県病院、松下記念病院

2019年度に本学プログラムを選択した先生方の研修先連携病院

京都第一赤十字病院、京都第二赤十字病院、JCHO京都鞍馬口医療センター、市立福知山市民病院

 

キャリアパス

 無事に内科専門医の資格を取得できたら、次のキャリアパスは大きく2つに分かれます。1つは呼吸器専門医を目指す道と、もう1つは大学院への進学です。私の希望としては入局された先生方には卒後10年までに呼吸器専門医と学位(医学博士)の両方を取得していただきたいと考えています。両方持っていれば、国内で働くだけでなく、海外で研究することになっても不利益は受けないと思います。将来の選択肢を広げるためにも是非頑張って両方取ってください。
 呼吸器専門医の取得には呼吸器学会が認定する医療機関で3年間の研修が必要となります。医療機関は個々に認定されるのではなく、基幹病院を中心とする病院群として認定されており、各病院にはそれぞれ呼吸器指導医や呼吸器専門医の常勤医がいます。本学附属病院も基幹病院として以下に示す医療機関と連携して病院群を形成しています。先生方にはこれらの病院群の中で研修していただくことになりますが、最初の1年間は内科専門研修プログラムの3年目と重複が認められています。受験資格を得るには、3年間の研修期間以外にさまざまな要件がありますので、詳細は呼吸器学会のホームページを参照ください。その他、気管支鏡専門医、アレルギー専門医、感染症専門医など呼吸器領域が関連する専門医もいろいろありますから、将来設計に合わせて取得を検討ください。そして、専門医になったあかつきには指導者として自分に続く専門医を育ててください。
 次に大学院への進学について記載しておきます。本学では1年間に前期と後期の2回受験機会があります。前期試験の募集は例年8月に行われますので、進学を希望される先生は早めにご相談ください。大学院は総合コースとがんプロフェッショナル養成コースの2つがあります。どちらも入試問題は同じで、筆記試験は臨床問題と英語(英文和訳と和文英訳)および面接による口頭試問があります。総合コースは取得すべき単位数が多く、受講する講義数もその分多くなります。がんプロコースはがん薬物療法専門医の取得が目標になりますので座学は少ないのですが、呼吸器悪性腫瘍だけでなく、他臓器がんの診療経験も積んでいただく必要があります。大学院の期間は4年間ですが、最初の1年は臨床に従事していただきながら、取り組むべき研究テーマを決めるようにしています。次年度からはベッドフリーで研究に専念していただきます。4年間のうちに学位論文を作成していただき、学術集談会での審査を受けたのちに学位が授与されます。
 卒後10年が過ぎることには、自分が臨床、研究、教育の何に最も関心を持っているかおのずとはっきりしてくるように思います。もし機会に恵まれたら海外に留学してさらに視野を広げましょう。年齢的には三十代後半にさしかかっているころです。古来「四十にして惑わず」と言いますから、自分が今後すすむべき道を決め、必ずや自己実現を果たしてください。

呼吸器内科学教授 髙山浩一

 

プロモーションビデオ

京都府立医科大学呼吸器内科プロモーションビデオ第6弾 2019年

呼吸器内科の関心をお持ちの先生方は、ぜひご覧ください。

京都府立医科大学呼吸器内科紹介ビデオ 2018年6月

今回は女性医師の皆さんをクローズアップしています!

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