がん悪液質に対する当院の栄養療法介入の取り組みを日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)で発表しました
2024.03.01
【日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)の報告】
当科髙山教授らが日本臨床栄養代謝学会で講演し、がん悪液質における府立医大方式による栄養療法介入について発表しました。
以下、髙山先生からのコメントです。
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最初に私からがん悪液質の概要をお話しし、田渕さんから薬物療法センターでの取り組み、岡垣さんから栄養指導の実際について講演いただきました。司会はいつも免疫療法で講演いただいている埼玉医科大学国際医療センターの各務教授におつとめいただきました。
当院では薬物療法センターのスタッフがG8によるスクリーニングで体重が減少傾向にある患者さんをピックアップし、かんファレンスで介入が必要と判断されたら、担当医へ栄養指導のオーダーを出していただくよう依頼しています。府立医大方式による栄養療法介入を聴講の皆さんにも役立てていただければ幸いです。
今後も低栄養や体重減少に早い段階から介入することで少しでも治療中のがん患者さんのQOLや予後の改善に貢献できたらと考えています。