先輩インタビュー

肺癌診療に基礎研究の視点を。ドライバー遺伝子変異陽性肺がんの治療抵抗性のメカニズムを追求しています。

大学院生 河内 勇人

河内 勇人

大学院へ入学するきっかけを教えてください

基礎研究を勉強したい、やってみたいと思った事が最も大きいです。肺癌診療、臨床研究を進めていく中で、臨床の場からの視点だけでなく、より幅の広い考え方が出来るようになりたいと考えていました。中でも、基礎研究に対してはきちんと学んだ事が無く、論文を読むことさえも抵抗感があったので、そういった思いを克服するために大学院入学を志しました。

実際に大学院に進学していかがですか?

最初の1年間は臨床業務が主体でした。その中で、多施設の先生方からの協力いただきながら臨床研究を進めております。2年目からは基礎研究が本格的に始まりました。研究室の先生方に教わりながら、少しずつではありますが出来る手技や実験結果に対する考え方が広がってきていると実感しております。

研究の内容や毎日の生活・意識の変化などあればおしえてください

ドライバー遺伝子変異陽性肺癌に対する治療抵抗性およびバイオマーカーに関する研究を行っております。基礎研究は1つ1つの積み重ねの重要性を感じる事が多く、短期的、長期的な目標を設定しながら実験計画を立てることを心がけています。

後輩へのメッセージをお願いします

大学院は決して特別な環境という訳では無く、普段の臨床で感じた疑問に対する考え方や解決方法を学ぶ場と考えています。高い理念や明確な目的を持っていなくても、何となく興味があるかなくらいのきっかけで十分だと思いますので、興味がある先生は是非相談ください。新しく来られる先生から、私も色々な事を学んでいきたいです。

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